2023年6月28日水曜日

JAC/特定技能の海外試験受付開始/「外国人共生講座」もスタート

建設技能人材機構(JAC、三野輪賢二理事長)は、海外での特定技能1号評価試験を本格的に開始する。先行的に試験実施を準備してきたインドネシアとフィリピンの2カ国で28日からエントリーを受け付ける。特定技能外国人を受け入れるための試験体制を国内外で整える一方、受け入れ企業向けのサービスも強化。外国人就労者の出身国ごとに文化・慣習や配慮事項などをレクチャーする「外国人共生講座」も7月に始める。

特定技能外国人を受け入れる際の業務区分が▽土木▽建築▽ライフライン・設備-の3区分に再編・統合されてから海外試験は初めて。現地での試験運営は世界180カ国以上で事業展開する米国のプロメトリック社に委託し、コンピューターを利用した「CBT方式」で実施する。同社のウェブサイトでエントリーを受け付ける。
先行するインドネシアでは7月4日からジャカルタなど6都市、フィリピンでは同11日からマニラなど3都市で順次開催。以降▽カンボジア▽モンゴル▽ミャンマー▽ネパール▽タイ▽スリランカ▽インド▽ウズベキスタン▽バングラデシュ-の各国でも検討する。
外国人共生講座はインドネシア、フィリピン、ベトナムの3カ国を当面の対象とする。出身国の習慣や文化、宗教への理解不足からトラブルに発展するケースがあることから、受け入れ企業の役員や管理職、従業員に参加してもらうことで外国人材の育成と活用、定着につなげる。
同講座はオンライン形式で年度末までに計6回予定。定員は各回1000人。JAC会員以外や技能実習生の受け入れ企業も参加できる。参加は無料。28日から専用ホームページ(http://tiny.cc/sj68vz)で申し込みを受け付ける。



source https://www.decn.co.jp/

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