近所の公園で今年もミルクフェスティバルが開かれた。酪農への理解を深めてもらい、乳製品の消費増を目的に、酪農団体らが地元自治体の後援を得て「牛乳月間」の6月に行うようになった▼複数銘柄の牛乳の試飲や搾乳の模擬体験ができるほか、牧場が経営する人気店のジェラートも販売され、老若男女を問わず楽しめるイベントが盛りだくさん。当日は大勢の人でにぎわった▼牛が1日に食べる干し草は15キログラムほどになるそう。1頭から1日に搾られる生乳は20~30リットル程度。会場の一画で酪農家の女性が「牛の世話と同じくらい餌づくりが牧場の大事な仕事です」と子どもたちに教えていた▼牛乳や乳製品のおいしさはきめ細かな乳牛の飼育と餌の管理があってこそ。酪農家への一番の応援は「たくさん飲んで使ってくれること」と話す女性の言葉が耳に残った▼試飲コーナーには顔見知りの小学生たちが集まり、中には転校後に偶然再会した女の子と男の子が恥ずかしそうに近況を話す姿も。子どもたちの成長に欠かせない牛乳を通じて酪農家と消費者、人と人とのつながりを大きくするイベントをこれからも応援したい。 source https://www.decn.co.jp/
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