新技術の開発、実装が相次ぐドローン。その性能に着目し、群馬県はドローンサービスを提供する県内企業と組んで、増えすぎたカワウの食害から川魚を守る活動に取り組んでいる▼カワウの生息地を調査した上で、背の高い木などにある営巣にドローンからドライアイスをピンポイントで投入し、ふ化を防ぐ。個体数は着実に減り、ドローンのおかげで作業従事者の安全性が大きく向上したという▼千葉・幕張で行われている展示会「ジャパンドローン2023」(26~28日、主催・日本UAS産業振興協議会)を取材した。開催は8回目。ドローンの市場拡大に伴って、過去最大の出展239者、来場は最多の1・8万人を見込んでいる▼会場には国内外の最新鋭の機体とともにカメラ・センサーといった関連機器なども数多く並ぶ。狭小空間専用の新型機を発表したある企業の代表は「(人が入りにくい)空間のリスクを可視化し、人の代わりをしてもらいたい」とアピールしていた▼カワウの行動半径は60キロとされ、対策を講じても営巣が移る懸念があるそう。進化の著しい道具をどう生かすのか、使う側の知恵が試される。 source https://www.decn.co.jp/
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