自然に関わる仕事に就きたいと思っていた。パークレンジャーに興味があり、国立公園の仕事がしたいと公務員を志望。大学で景観の分野にも引かれ、公園や人を取り巻く環境の整備に携わる国土交通省に進んだ。
入省から4年間、関東地方整備局八ツ場ダム工事事務所(群馬県長野原町)に所属し、広報や工事積算を担当。先輩たちの仕事ぶりを目の当たりにし、「知識量や判断の速さ、視野の広さがすごい。とても勉強になった」と振り返る。
地元などと連携したインフラツーリズム「やんば1万本桜プロジェクト」に力を注いだ。「さまざまな人の思いが詰まったダム。感慨深いものを感じた」と国土交通行政の魅力を味わった。
昨年4月から現職。念願の公園を担当する職場に異動してきた。ネモフィラやコキアが有名な「国営ひたち海浜公園」(茨城県ひたちなか市)はコロナ前、年間約230万人が来園する人気スポット。今年は人出も回復傾向で4月下旬の満開時、来園者でにぎわう様子を見て「すごいところに勤めてしまったなあ」と感じたほど。
北側に位置する未開園エリアの整備と、開園エリアの維持管理工事などを担当。限られた予算の中で計画的、効率的に整備する難しさもあるが、「やりがいがあって全く飽きない仕事」と目を輝かせる。
さらに「将来的には樹木医の資格を取りたい」とも。公園の仕事にさらに心を傾ける。
国土交通省関東地方整備局国営常陸海浜公園事務所工務係長・手塚祐美さん(てつか・ゆみ)
source https://www.decn.co.jp/?p=153529
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