2023年6月29日木曜日

大阪府箕面市/みのおサンプラザ新1号館、公共床基本計画作成費を補正予算に計上

阪急電鉄箕面駅前にある複合施設「みのおサンプラザ1号館」(大阪府箕面市箕面6の1)の建て替え事業で、箕面市議会は第2回定例会の会期最終日、23日に新1号館1~3階の公共床の基本計画作成業務委託費を盛り込んだ補正予算を承認した。同業務の委託先を決める手続きを夏に始める予定。公共床の指定管理者を選ぶのに先立ち、必要とされる機能や条件などを調査し、基本コンセプトやフロアの機能を検証、モデルプランを作成する。委託期間は8月から2024年3月まで。
敷地は市が取得した上で、70年間の定期借地権を設定して事業協力者の東京建物と阪急阪神不動産に貸し出す。同社らは11階建て延べ約1万7600平方メートルの建物を整備する。4~11階に109戸の分譲住戸を設ける。1~3階は市が再取得し、交流施設や地域の活性化に役立つ施設を配置する計画。
地元住民や観光客が立ち寄りやすい滞在型施設や、飲食店、特産品のアンテナショップなどを想定。全国の事例を参考にしながら一定の要件を整理する。民間企業からも提案を募り、基本計画の検討を進めていく。
24年4~6月に公共床の指定管理者を募り、同7~9月に決め、市は土地を再取得。25年1~3月に公共床内装実施設計を始め、事業協力者らと調整に入る。
新1号館全体の設計・監理はIAO竹田設計が担当。大末建設が施工する。同4~6月に建築本体工事に着手し、27年4月以降の完成を目指す。
現在の1号館はSRC造地下1階地上8階建て。市の公共施設や物販店舗が入居している。15年に耐震性の不足が判明し、市ら区分所有者が今後の方針を検討。事業期間や費用負担を減らすため、敷地を売却して分配金を取得できるマンション敷地売却制度を関西では初めて活用することになった。

みのおサンプラザ新1号館完成イメージ(報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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