国土交通省は、空港旅客ターミナルビルのバリアフリー整備ガイドラインを10年ぶりに改定した。
最新のバリアフリー関係法令や関連する指針に対応し、空港施設計画を検討する際に参考となる標準的または推奨する整備内容を明確化。旅客ビル内や周辺でエレベーターやトイレ、駐車場などを整備する際の考え方を示した。
改定指針では新たに推奨する整備内容を列挙。旅客ビル前に設けるタクシーなどの停車スペースは従来の奥行き6メートル以上に加え、必要に応じ奥行き8メートル以上の確保も求める。最新の技術開発動向を踏まえ、段差のない搭乗橋の導入も呼び掛けた。
多様なバリアフリー機能があるトイレを分散配置し、利用者にとって分かりやすい配置、適切な情報提供に配慮する必要性も指摘。エレベーターの搭乗かごはカートやキャリーバッグの利用実態に応じ、適切な大きさを選択するための考え方や整備内容を明記した。
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