2018年10月17日水曜日

【回転窓】観光立国への投資

秋の行楽シーズンは観光地にとってかき入れ時。地震や豪雨被害があった北海道や西日本地域では客足が遠のくことも心配されたが、被災インフラの復旧は進んでおり、集客に力が入る▼観光地をつなぐ交通インフラでは高速道路に点在するサービスエリア(SA)も地域の観光資源として存在感を増している。人気の飲食店や地元名産の物販店などが入る商業施設、アメニティー空間やアトラクションなど複合施設への再整備が進む▼17年度の売り上げトップは東名・海老名SA(上下線)の170億円。1日当たり約5万人の来場者があったそうだ。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(約4万人)を上回り、国内屈指の人気を誇るテーマパーク・東京ディズニーリゾート(約8・2万人)との間に割って入るほど高い集客力を誇っている▼18年度上半期(4~9月)の東京ディズニーランドとシーの入園者数は過去最高の計1551・8万人。入場者が伸び悩む中、大規模な施設拡張を相次いで実施し集客力アップを狙う▼集客施設にとって魅力を保ちさらに高めるための継続的な投資は不可欠。観光立国は一日にしてならず。

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