2018年10月18日木曜日

【初弾は新大久保駅、食文化の発信拠点開設】JR東、山手線沿線街づくりプロを始動

 JR東日本は山手線を起点に、個性的で心を豊かにする都市生活空間の創造プロジェクトに乗りだす。

 東京新宿区の新大久保駅に「食」にかかわる人々が集まり、新しい食文化を創造するための交流拠点を開設する計画。昨年に引き続き、世界各国のデザイナーが東京の街の魅力を異文化視点で発掘する活動を実施し、成果を沿線街づくりに生かす。

 東京都心部を走る山手線沿線の街づくりに当たり、同社は「東京感動線/TOKYO MOVING ROUND」をコミュニケーションワードに掲げた。街の個性を引き出し、街や人が有機的につながる都市生活空間を継続的に創出するプロジェクトを展開する。

 新大久保駅での初弾プロジェクトでは、食にかかわる交流拠点を開設し、食を通じて新しいライフスタイルを提案。駅に隣接するビル内(3~4階部分)にシェアダイニング(対象面積約180平方メートル)とコワーキングスペース(約300平方メートル)を配置。20年夏ごろの開業を予定している。

 世界の各国・地域からデザイナー6人を招聘(しょうへい)。山手線沿線の街の魅力を異文化視点で発掘する「TOKYO SEEDS PROJECT 2018」を17~25日に行う。沿線の街を巡りながら、東京の魅力を体感した各デザイナーに魅力を伝えるためのコミュニケーションデザインを提案してもらう。

 プログラムの活動成果やデザイナーからの提案などを、国内外に向けたコミュニケーション活動をはじめ、インバウンド(訪日外国人旅行者)のプロモーション戦略や海外事業展開などに生かす。

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