中学生のころに見たテレビ番組がきっかけとなり、建築に興味を持った。建築学科のある大学に入学してからしばらくたった時、教授の「建物は設備があってはじめて人が住めるし機能する」という話が心にとまり、設備工事会社への就職を志すように。
自宅近くで建設中の建物に携わっていたことで三建設備工業の存在を知り、入社試験に挑戦して合格。14年春に入社した。
約3カ月間の研修を終え、今も所属する北関東支店工事部へ配属となった。
「最初に現場へ出たときは、何をしていいのか全く分からなかった」
それでも先輩社員から仕事を教えてもらいながら自身でも勉強を重ね、知識を一から身に付けていった。その後、いくつもの設備工事に携わり、経験を積んでいった。
現在、女性社員初の現場代理人として、大学の設備工事に日々奮闘する。責任も重く、苦労も絶えない立場となった。それでも「自分自身が成長するためのステップと捉えて頑張りたい。同じ工事部に所属する後輩に良い意味で刺激を与え、お互いに成長しあっていきたい」と話す。
「女性であることに限界をつくらず、会社の女性後輩社員の道筋を作れる存在になりたい」。自らの目標をそう語りながら、「いずれは管理職となり、女性活躍の一翼を担いたい」と情熱を燃やす。
(おがた・ゆみ)
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