2018年10月26日金曜日

【楽しみながら身を守る知恵学ぶ】中大チーム、「防災百人一首」を作成

 中央大学の学生が参加するボランティア団体「チーム防災」は、災害から身を守るための知恵を盛り込んだかるた「防災百人一首」を作った。

 かるた形式にすることで、子どもたちが楽しみながら防災意識の大切さを身近に感じてもらう狙いだ。21日に東京都日野市で開かれた交流イベント「まちづくり市民フェア2018」でお披露目され、元気に札を取る地元の子どもたちの姿が見られた。

 防災百人一首は読み札と取り札29組で構成。読み札にはカラフルなイラストが大きく描かれている。取り札の文章は子どもたちにもわかりやすいように作られた。今後は地元自治会などに周知を図っていくという。

 チーム防災は15年に発足し、中央大のボランティアセンターの公認団体として日野市を拠点に活動を展開。現在は多摩キャンパス(東京都八王子市)の学生21人が所属している。

 防災百人一首の作成には、日野市の市民活動支援補助金5万円が交付された。市の担当者は「市内には丘陵が多く、土砂崩れなどの災害リスクがある。防災百人一首を通じて、子どもたちの自助・共助の意識が高まればうれしい」と期待を寄せた。

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