2018年10月9日火曜日

【ぐるなび・滝久雄会長が費用寄付】東工大、大岡山キャンパスに学生向け国際交流拠点を整備

「Taki Plaza」の完成イメージ
(提供:隈研吾建築都市設計事務所)
東京工業大学は9日、「東京工業大学(大岡山)Hisao & Hiroko Taki Plaza新営その他工事」の一般競争入札(WTO対象)手続きを開始する。学生向けの国際交流拠点で、建設費は東工大OBで飲食店検索サイト「ぐるなび」の滝久雄代表取締役会長から贈られた寄付金を充てる。設計は隈研吾建築都市設計事務所が担当。20年10月の供用開始を目指す。

 標準型と施工体制確認型の総合評価方式を採用。入札説明書は施設運営部のホームページからダウンロードできる。申請書や技術提案書は11月8日まで、入札書は12月20日まで電子入札システムなどで受け付ける。開札は同21日。

 入札には単体か2者または3者構成のJVが参加できる。文部科学省で建築一式工事の算定点数が、単体とJV代表者は1200点以上、その他の構成員は900点以上が条件。単体とJV代表者は2003年度以降にSRC、RCまたはS造の4階建てで延べ3800平方メートル以上の校舎、研究施設、庁舎または事務所を元請施工した実績が必要となる。

 大岡山キャンパス(東京都目黒区大岡山2の12の1)の正門入り口付近に、国際交流・学生支援施設を新築する。建物はRC造地下2階地上3階建て延べ4700平方メートルの規模。このほか、旧付属図書館の地下部分(RC造地下1階、約680平方メートル)の解体も行う。工事で使用する主な資機材は、コンクリート5650立方メートル、鉄筋830トン、鉄骨70トン、ガラス760平方メートル。工期は20年6月30日まで。関連する電気設備工事と機械設備工事は別途発注する。

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