2018年10月22日月曜日

【回転窓】学生との距離を縮めるには

チームやドライバーのイメージに直結するレーシングスーツ。最高峰のF1は1950年代に目立ったポロシャツから、最新鋭の技術によって安全性と快適性を高めたウエアに様変わりした▼スポンサーのロゴマークも軽量化や着心地に配慮し刺しゅうから、生地を染め上げたりプリントに置き換えたりしている。プリントの通気にこだわるチームもあるそうだ▼赤、白、黒の配色が鮮やかなウエアを着た建設会社の女性職員が本紙に登場する機会が増えた。ウエアは全国建設業協同組合連合会(全建協連)が行った「ユニフォームデザインプロジェクト」の最優秀作品。東京モード学園の女子学生が「明るく元気に働いて」との思いをデザインに込めた▼パトロールなどで着用してもらおうと群馬県建設業協会は150着以上を購入。視察に訪れた石井啓一国土交通相が写真撮影に応じるなど、建設業で活躍する女性のアピールに役立っている▼全建協連は「KOJICHUプロジェクト」として、学生に仮囲いをデザインしてもらう取り組みを始めた。建設業のいいイメージが伝わり、学生との距離がさらに縮むよう期待したい。

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