日曜だけの朝市を今年の大型連休は複数回特別開催した漁港がにぎわっていた。伊勢エビがまるまる入ったみそ汁が名物の屋台から行列が伸び、海産物や旬の野菜でいっぱいの袋を提げた大勢の人が行き交った▼漁港は近所の幼稚園や保育園向けの見学会を再開し、大きな魚を見た園児の驚いた声が響くようになった。史上初の緊急事態宣言が発令されていた3年前とは様相が一変。新型コロナウイルスの流行前の日常が戻りつつある▼感染症は今日から感染法上の分類が厳格な対応が必要な「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に。ようやく節目を迎えた▼国内初の症例が世界保健機関(WHO)に通告されてから来週で3年4カ月。悲しくつらい出来事に遭ってきた方もおられよう。会話、接触、外出がはばかられた時期があり、人の心理に与えた影響の大きさは計り知れない▼「2(類相当)が5(類)になるんだよ」と港内で教えてくれた園児に、先生が「(2と5で)ニコニコ笑顔の数字だね」と話しているのを聞いた。みんなの笑顔が続くように。節目が過ぎても対策の在り方を考え続けねばならない。 source https://www.decn.co.jp/
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