入社6年目を迎えた。団地を建て替えるための計画策定や、地元自治体などとの調整業務を担う。「みんなが笑顔になれる場所をつくりたい」との思いを胸に、日々奮闘している。
建て替え計画は住民や地元自治体の意見を練り込み、オーダーメードで作成していく。変化する住民ニーズに対応できるよう、新しい団地や公園などの在り方を提案することも。異を唱える住民と向き合わねばならない場面もあるが、「私たちにない視点を持てる」と前向きだ。「建て替えに反対していた方が、話し合いの末にまとめた計画を『いいね』と言ってくださったことがあり、大きな心の支えになっている」と目を輝かせる。
JKK東京が団地更新に初めて土地区画整理事業を取り入れた「祖師谷住宅」の建て替えプロジェクトが印象に残る。老朽化している団地を、区画整理により地域に必要な道路や公園などの都市基盤とともに新しくする計画。法令集を読みあさって関係機関と協議を重ね、事業認可にこぎ着けた。「これまでにないほど考え抜いて仕事をやり遂げた経験は今後の大きな糧になる」。
大学では土木工学科で液状化対策を専攻した。将来は、首都直下地震の発生が懸念される東京都内を舞台に「大学で学んだ知識を生かせる業務に挑戦したい」と意気込む。
休日は旅行でリフレッシュ。最近は佐渡島を訪れ「漁師町のたたずまいに癒やされた」と頬を緩ませる。
(ふなはし・すみれ)(東京都住宅供給公社〈JKK東京〉住宅総合企画部建設推進課プロジェクト推進係)
source https://www.decn.co.jp/?p=152531
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