関東地方整備局霞ケ浦導水工事事務所らは茨城県や水戸市と協力し、建設中の霞ケ浦導水の一部を活用した試験通水を16日に開始した。県北部の那珂川から水戸市内を流れる桜川に最大毎秒3立方メートルの水を流し、桜川の水質改善につながるか検証する。併せて県が整備している千波湖導水施設の機能も確認する。16~28日と9月5~16日の2回にわたって通水する予定だ。
国が建設中の霞ケ浦導水は那珂川から桜川を経由して霞ケ浦を結ぶ計画で、桜川の水質改善も整備目的の一つ。那珂機場から桜機場を経て水戸立坑までの約6・8キロを結ぶ水戸トンネルは2006年に完成済みで、この部分を使い試験通水を行う。これまでにも那珂川の魚類迷入防止対策の試験時に通水したことがある。
千波湖は水戸市民に親しまれる水辺空間として活用されているが、流入水量が少なく水質悪化が問題となっている。このため県は桜川に取水堰を設け最大毎秒3立方メートルの水を千波湖に導く千波湖導水施設を整備中。試験通水に併せて導水施設にも試験的に水を流し機能を確認する。
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