関東地方整備局と京浜急行電鉄は8日、「羽田空港第1・第2ターミナル駅引上線」工事に着手したと発表した。羽田空港の国際競争力強化に向けた空港機能拡充施策の一環。工事期間中の歩行者動線を確保するための仮切り回し通路を整備する。設計はパシフィックコンサルタンツ、施工は西松建設が担当する。2024年度中の完成、25年度の供用開始を目指す。羽田空港アクセス線関連の工事では初弾工事となる。
羽田空港第1・第2ターミナル駅で列車を入れ替えるための引き上げ線整備に当たっては、同駅から第2ターミナルへの連絡通路の一部を撤去する必要がある。そのため最初に仮切り回し通路を整備する。現在の歩行者動線の横に仮切り回し通路を設置し、連絡通路を撤去する。仮切り回し通路は地下2階から地下1階にかけての延長47メートル。
引き上げ線整備はトンネル躯体と躯体に付帯する通路・階段などの鉄道基盤施設は関東整備局が、軌道、ホームなどの鉄道施設は京急電鉄が整備する。
羽田空港アクセス鉄道の引き上げ線は、京急電鉄の羽田空港第1・第2ターミナル駅のホーム端からエプロンに向け約330メートル延伸する計画。ホーム寄りから開削部、非開削部と続き、残る約300メートルを複合円形の複線シールドトンネルとして整備する。所在地は東京都大田区羽田空港3。
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