2022年8月1日月曜日

大和ハウス工業ら/建設現場向け床清掃ロボット開発、月40時間の作業を自動化

 大和ハウス工業、大和リース、フジタの3社は7月29日、建設現場向けの自走掃除ロボットを共同開発したと発表した。1日8時間稼働させた場合、約3000平方メートルの床を清掃することが可能。これまで現場の床の清掃にかかっていた1カ月当たり40時間相当の人手による作業を自動化できる。今後は実証実験を通じて改良し、2023年度から3社の現場に順次導入していく。
 新ロボットはKYOSOテクノロジ(京都市中京区、岡田恭子社長)と連携して開発した。大きさは幅886ミリ、奥行き863ミリ、高さ714ミリ。連続4時間稼働が可能で、一度の回収量は最大15リットル。秒速0・5メートルで移動する。15ミリ程度の砂利や50グラム程度の小ねじ・くぎなど、現場に散乱するさまざまなものを清掃できる。
 重量は70キロ程度。各ユニットに分割すれば簡単に軽量化・小型化して持ち運べるため、エレベーターのない多層の建設現場でも利用できる。
 店舗や工場などの中・大型施設の建設現場では、清掃作業は広範囲にわたる。現状では床の素材やごみの種類などに応じて、作業員が業務用掃除機や手押しスイーパーなどで清掃しており、長時間労働の一因となっていた。



source https://www.decn.co.jp/?p=144936

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