2022年8月18日木曜日

北陸整備局/関屋分水通水50周年式典開く、歴史と役割を次の世代に

 信濃川河口(新潟市西区)にある延長1・8キロ、幅270メートルの関屋分水路の通水開始から50年目の10日、北陸地方整備局は「関屋分水通水50周年記念セレモニー」を関屋分水資料館前の公園で開いた。
 式典には、中原八一新潟市長、星丈志新潟県新潟地域振興局長、内藤正彦北陸整備局長、分水路沿線の自治会長、地元小学生らが参加。50年前のこの日に実施された通水式の再現に臨んだ。中原市長、内藤局長らが分水路河口にある新潟大堰の水門を開くボタンを押し往時をしのんだ。
 50年前は、当時首相だった田中角栄氏の書いた「新潟大堰」の銘板除幕式、記念植樹の後、当時の北陸地方建設局長、新潟県知事、新潟市長らが、水門操作につながるボタンを押すと五つの水門のうち三門がゆっくりと開き始め、通水が始まったという。
 1972年8月10日の通水開始により、河口港の宿命だった土砂による埋積と水害が防がれ、大型船舶が入港可能な新潟西港の築港計画も進んだ。
 式典で中原市長は「新潟市民の憩いの場になっているゆるやかな信濃川堤防のやすらぎ堤は、関屋分水路と新潟大堰なしには整備できなかった。関屋分水路の歴史と役割を次の世代に教えて未来につなげていきたい」と話した。
 式典会場では、クイズラリーや地震体験車、降雨体験車の試乗会なども行われ、大勢の市民が訪れた。



source https://www.decn.co.jp/?p=145267

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