大阪市と大阪府は4日、Park-PFI(公募設置管理制度)で行う「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業」の予定者をNTT都市開発・NTTアーバンバリューサポート・NTTファシリティーズグループに決めたと発表した。北部ブロックにはレストランやカフェ、スイーツ店などの整備を提案。事業を安定的に実施できる体制と具体的な事業計画、景観・眺望に配慮した計画などが高く評価された。場所は国指定の史跡「難波宮跡」(大阪市中央区)。来年12月の着工を予定している。
NTT都市開発を代表者とするグループは、北部ブロックに遺構表示と芝生広場、レストランなどの施設、駐車場・駐輪場の整備を提案した。
2023年春に南部ブロック管理運営を開始する。同冬頃に北部ブロックの工事に着手。同ブロックの整備は24年度中に完了する予定。25年春頃の同ブロック管理運営開始を目指している。
府と市は50年の難波宮遷都1400年に向け、にぎわい機能を強化し魅力あふれる公園づくりを進める。2025年日本国際博覧会協会(大阪・関西万博)を控え、世界に大阪をアピールする。
昨年12月に策定した「史跡難波宮跡附法円坂遺跡整備基本計画」によると、本町通りと築港深江線を挟んだ北部ブロック(約2・3ヘクタール)は広場空間や集客、避難地の機能を持たせ、実物の遺構を展示する。
築港深江線南側の南部ブロックは太極殿院や朝堂院などの発掘調査に基づき遺構の位置などを表示。レクリエーションの場としても活用する。長期的には難波宮跡全域で歴史的建築物の復元を検討していく。
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