2022年8月19日金曜日

名古屋生コン協組/10月出荷分から値上げ、1立米2000円の緊急対策費を追加

 名古屋生コンクリート協同組合(内田昌勝理事長)は18日に理事会を開き、10月1日以降の出荷分から生コンの販売価格を引き上げる方針を決めた。既契約分も含め全ての契約に1立方メートル当たり2000円の「緊急対策費」を追加する。セメント各社の値上げ方針を受け、これ以上は内部での負担はできないと判断した。軽量コンクリート(1種)は骨材の価格上昇に伴い、さらに1立方メートル当たり2900円を上乗せする。今後、取引先に理解を求めていく。
 名古屋地区の生コン販売価格は全国的に低く、厳しい採算状況が続いている。4月に1立方メートル当たり2000円の値上げを実施したが、セメント各社は10月からの大幅値上げを表明。骨材など原材料も値上がりし輸送費も高騰しているため、出荷ベースでの値上げに踏み切る。契約済みも含めた全ての物件に適用するとした。緊急対策費は10月出荷分から2023年3月末までとし、4月以降は改めて提示する。
 軽量コンクリートの値上げは、骨材供給企業が10月から1立方メートル当たり4000円の大幅な価格アップを提示しているための措置。1種は1立方メートル当たり2900円を全ての契約に上乗せするとし、その他の軽量コンクリートは別途、問い合わせを求めている。
 名古屋生コン協同組合の年間出荷量は約230万立方メートル。7月末時点で189万立方メートルの契約がある。



source https://www.decn.co.jp/?p=145299

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