2022年8月23日火曜日

大空衛/配管技能コンテスト、江口氏(ツカサ)と龍野さん(東住吉総合高)が優勝

 大阪空気調和衛生工業協会(大空衛、池田隆之会長)は20日、第12回配管技能コンテストを大阪府東大阪市の府立東大阪高等職業技術専門校で開いた。コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。「一般の部」で江口昌弥氏(ツカサ、大阪市都島区)が優勝。「学生の部」では龍野美玖さん(東住吉総合高校3年)が1位を獲得した。
 現場で活躍する配管工と、高校で配管技術を学ぶ生徒の技能向上を目的にコンテストを企画。今回は1級配管技能士ら配管工17人と、北大阪高等職業技術専門校と大阪工業技術専門学校、大阪府立の布施工科高校、東住吉総合高校、滋賀県立彦根工業高校の生徒17人が参加し、配管技術を競った。参加者は課題の給水配管図に基づき、規定時間内に作品を製作。参加高の教師らによる審査委員らが水圧試験や寸法測定、出来栄え判定で入賞者を選んだ。
 開会式で福原保豊副会長が「熟練技能者の育成と後継者育成を目的に、コンテストを始めた。現役配管工と学生が一堂に会して技を競うコンテストは全国でも当協会だけが実施している。11月に愛知県で第60回技能五輪全国大会が開かれる。布施工科高校から2人の出場が決定した。高校生の皆さんには技能五輪出場に挑戦してほしい。持つ力を十分に発揮し、素晴らしい作品を作ってください」とあいさつ。
 表彰式では小池清隆審査委員長が一般の部について「上位は僅差となり順位をつけるのが難しかった。素晴らしい作品ばかり。学生がプロの技術を間近で見て、迫力を感じられたと思う」、高校の部は「総合的に出来栄えと寸法、作業時間で減点がなく、水漏れもなかった。皆さんの技術は素晴らしかった」と講評。
 一般の部では協会理事の江木毅氏と赤松孝宏氏が大阪府職業能力開発協会会長賞(優勝)など、高校の部では大阪府商工労働部雇用推進室人材育成課の今田久美課長補佐と協会理事の後藤逸文氏が大阪府知事賞(優勝)などの入賞者に賞状とトロフィーを手渡し、参加者の健闘をたたえた。
 優勝者以外の入賞者は次の通り(敬称略)。
 【一般】準優勝=加藤洋(大谷設備)▽3位=松尾浩二(KOSEI)▽4位=杉浦巧馬(藤井設備)▽5位=前田大輝(ツカサ)
 【学生】準優勝=中田結斗(布施工科高校)▽3位=有村瑠記(同)▽4位=吉田陸人(彦根工業高校)▽5位=田渕大揮(大阪工業技術専門学校)。



source https://www.decn.co.jp/?p=145384

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