2022年8月4日木曜日

関東整備局相武国道/八王子南BP高架橋上部工、多軸台車で夜間に一括架設

 ◇施工はエム・エムブリッジ
 東京都八王子市内で建設が進む「国道20号八王子南バイパス(BP)」で2日深夜から3日未明にかけ、多軸特殊台車を使った高架橋上部工の一括架設が行われた。交差する町田街道(都道47号八王子町田線)を通行止めにし、約210トンある主桁を移動、設置。3日午前4時15分ごろ無事に完了した。今後はトラッククレーンで隣接する径間桁の設置に入る。施工はエム・エムブリッジが担当している。
 「R2国道20号八王子南BP館高架橋上部その6工事」(発注者・関東地方整備局相武国道事務所)で夜間一括架設を行った。場所は八王子南BPと町田街道が立体交差する予定の「医療センター入り口交差点」(八王子市館町)。八王子南BPのうち、既に開通済みの高尾山IC~八王子市館町区間の東側に接続する。橋梁形式は橋長110・5メートルの鋼3径間連続合成床版細幅箱桁橋で、今回架設したのは3径間のうち町田街道の直上をまたぐ中央径間に当たる。
 作業はあらかじめ隣接するヤードで組み立てた長さ約70メートル、重さ約210トンの主桁を、多軸特殊台車に乗せて約100メートル移動させ、橋脚に据え付ける流れ。2日午後11時ごろに始まり、桁を乗せた台車がゆっくり動き、所定の位置に2時間半程度をかけて移動。ジャッキを下げて、支承部に桁を設置した。今回の架設は下り線側の主桁で、上り線側は6月28日に設置を完了している。周辺では深夜にもかかわらず周辺住民ら十数人が巨大な桁が動く迫力ある様子を緊張の面持ちで見守った。
 八王子南BPは八王子市北野の国道16号から首都圏中央連絡自動車道高尾山ICまでの約9・6キロを結ぶ自動車専用道路。このうち八王子市館町から八王子市大船町付近までは2026年ごろの開通を目指している。



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