2022年8月31日水曜日

會澤高圧コンクリら3社/洋上でグリーンアンモニア製造へ、実証機開発に着手

 會澤高圧コンクリート(北海道苫小牧市、會澤祥弘社長)ら3社は、洋上でグリーンアンモニアを製造、貯蔵する「グリーンアンモニア製造艦」(GAPS)の実証機の開発に着手した。洋上風力由来の再生可能エネルギーでグリーン燃料のアンモニアを製造して輸送。使用直前にグリーン水素を生成し、燃料電池自動車(FCV)に供給する。地域分散型のグリーン水素サプライチェーン(供給網)モデルの構築を狙う。
 グリーン燃料のノウハウを持つ米国スターファイアー・エナジーら2社と提携。GAPS1号艦「MIKASA」は、一辺が68メートルの正三角形のコンクリート製「セミサブ型浮体」。連結部材の超大径パイルの梁の上に、国際コンテナ型のアンモニア製造モジュールを分散して搭載する。浮体内部には軽量コンクリートを充填し、浮体性能を向上させる。
 會澤高圧コンクリートが開発した、コンクリートのひび割れを修復するバクテリアを利用した「自己治癒コンクリート」も活用し、浮体の安全性を確保する。
 実証機と燃料製造モジュール試作機の開発は、特別目的会社(SPC)を設立して進める。



source https://www.decn.co.jp/?p=145653

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