2022年8月9日火曜日

万博協/世界に誇る若手建築家20組を発表、休憩所など20施設設計

 2025年日本国際博覧会協会は8日、大阪市此花区夢洲の博覧会(大阪・関西万博)会場に設ける休憩所やサテライトステージ、トイレなど20施設の設計を担う若手建築家20組23人を発表した=写真。会場デザインプロデューサーの建築家・藤本壮介氏は「世界に誇れる20人だ」「若い建築家のアイデアが大きな流れになり、未来をつくるきっかけになるといい」と期待を表明。若手建築家は「おいしい建築をつくりたい」「参加できて光栄」などと語った。
 評価委員を務めた藤本氏は「若い才能から多様なアイデアが集まった」、建築家の平田晃久京都大学教授は「若い人と一緒に積極的な未来の社会との関係をつくる建築界にしたい」、同じく建築家の吉村靖孝早稲田大学教授も「太陽の塔に匹敵するようなチャレンジングな提案を育ててほしい」と語った。
 「2025年日本国際博覧会休憩所他設計業務」の委託先を決める公募型プロポーザルで選んだ。42歳以下を対象に実施。協会が指定した3施設(休憩所1、サテライトスタジオ東、トイレ6)から応募者が1棟を選択し提案する形式で行われた。応募総数は256点。6月の1次審査で30者が通過し、そこから20者に絞り込んだ。大阪府建築士会(岡本森廣会長)が協力。
 基本設計期間は23年2月下旬まで、実施設計は同3月~同12月22日を予定している。工期は24年1月~25年3月。
 各施設の担当建築家は次の通り。▽施設名=担当者(敬称略)、延べ床面積。
 ▽休憩所1=大西麻貴(大西麻貴+百田有希/o+h)、836平方メートル▽同2=工藤浩平(工藤浩平建築設計事務所)、728平方メートル▽同3=山田紗子(山田紗子建築設計事務所)、560平方メートル▽同4=服部大祐、新森雄大(Schenk Hattori+Niimori Jamison)、661平方メートル▽ギャラリー=金野千恵(teco)、1000平方メートル▽展示施設=小室舞(KOMPAS JAPAN)、1862平方メートル▽ポップアップステージ東=桐圭佑(KIRI ARCHITECTS)、90平方メートル▽同西=三井嶺(三井嶺建築設計事務所)、同▽同南=萬代基介(萬代基介建築設計事務所)、同▽同北=佐々木慧(axonometric)、同▽サテライトスタジオ東=野中あつみ(ナノメートルアーキテクチャー)、150平方メートル▽同西=佐藤研吾(佐藤研吾建築設計事務所)、同▽トイレ1=棗田久美子(GROUP)、59平方メートル▽同2=小林広美(Studio mikke)、同▽同3=小俣裕亮(小俣裕亮建築設計事務所)、234平方メートル▽同4=浜田晶則(浜田晶則建築設計事務所 AHA)、135平方メートル▽同5=米澤隆(米澤隆建築設計事務所)、234平方メートル▽同6=隈翔平(KUMA&ELSA)、235平方メートル▽同7=鈴木淳平、村部塁、溝端友輔(HIGASHIYAMA STUDIO+farm+NOD)、135平方メートル▽同8=斎藤信吾(斎藤信吾建築設計事務所)、同。



source https://www.decn.co.jp/?p=145185

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