2023年3月3日金曜日

トヨタ不ら/東京・台場の複合アリーナ延べ3・7万平米規模に、6月着工へ

トヨタ不動産(名古屋市中村区、山村知秀社長)らが、東京・台場に計画する複合アリーナ「(仮称)TOKYO A-ARENA」が延べ約3・7万平方メートルの規模になることが明らかになった。約1万人を収容し、プロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」の本拠地になる。基本設計は日建設計、実施設計は鹿島が担当。6月に工事着手し、2025年秋の開業を目指す。
建設地は東京都江東区青海1の3(敷地面積2万6446平方メートル)。20年に閉館したトヨタ自動車の展示施設「メガウェブ」の跡地を再開発する。トヨタら3社の共同事業で、施設の整備をトヨタ不、運営はトヨタアルバルク東京(東京都文京区、林邦彦社長)が担う。
建物はRC・SRC・S造地下1階地上6階建て延べ3万7206平方メートルの規模になる。高さは35メートル。観客席を楕円(だえん)形状に配置し、コートとの距離を縮める。バスケだけでなく、バレーや卓球、eスポーツにも活用できるようにする。建物の屋上には屋外公園も整備し、年間を通じたにぎわい創出を目指す。
国内のアリーナでは初となる、米グリーンビルディング協議会の環境認証制度「LEED」の取得を視野に入れる。トヨタのモビリティ技術も導入し、グッズの販売や会場までの移動を担う車両の運用も検討する。

アリーナの完成イメージ(22年8月の報道発表資料から)

source https://www.decn.co.jp/

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