2023年3月3日金曜日

国交省/Unityストアにプラトー公開、オープンイノベーション加速へ

国土交通省は1日、ゲーム開発などで広く普及している3Dプラットフォーム「Unity(ユニティ)」の素材ストアに、同省が構築している3D都市モデル「プロジェクト・プラトー」のモデルを公開した。Unityの素材の一つとしてプラトーを扱えるようになり、ゲームをはじめ幅広い業界の人たちが、都市を使ったシミュレーションやサービス開発に取り組めるようになる。
Unityは米ユニティ・テクノロジーズ社が開発した、3Dモデル開発や描画のプラットフォーム。「ニンテンドースイッチ」や「プレイステーション4」といった家庭用ゲーム機に加え、パソコンやスマートフォンにも対応し、世界的に普及している。
同省はシナスタジア(東京都品川区、有年亮博社長)と連携し、これまでに構築したプラトーのデータをUnityに対応。ウェブ上の素材ストア「Unity Asset Store」に公開した。日本の政府機関が同ストアに出品する初の事例となった。
今後はゲーム機やパソコン、スマホといった幅広い機器でプラトーを描画できるようになり、さまざまなサービス展開の可能性が広がる。人や車両の素材を重ねて動態をシミュレーションし、政策立案に生かすような使用法が考えられる。スマホで描画して3Dのナビゲーションサービスを提供したり、実際の街を探検するゲームを開発したりすることも可能になる。

Unityに公開した3D都市モデル

source https://www.decn.co.jp/

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