日本設計は2月28日、東京都港区の虎ノ門ヒルズ森タワー内に移転した新オフィスを報道陣に公開した。リアルとバーチャルの両面からつながりを生む新しい働き方を実践する場として整備。一般的な執務空間に加え、社内外の人が交流する広場のような空間やテラスエリア、新しい機器や技術を試行・実践できる場所などを用意。植栽なども設けて「都市を感じるオフィス」(同社)とした。
新オフィスは虎ノ門ヒルズ森タワーの34~35階。2カ所の階段で上下を行き来する。面積は7000平方メートル弱。1月に全面オープンした。
人と人の絆や自然・歴史・都市・環境のつながり、創造性、無限の拡張性、回遊性をテーマに掲げた。チーム主導型ワークプレイスという考え方を導入。フリーアドレス制としつつも、必要に応じプロジェクトメンバーがチーム単位で使用できるスペースも用意。多様な単位で集まったりレイアウトを変更したりできる。プロジェクトチームの協働性を考慮しながら勤務時間を選べる「共有フレックスタイム制」も取り入れた。
オフィス内は一筆書き状に周回する通路「ミチ」を設け、内側はオフィスの標準的なスペックで整備。外側は開放的な眺望などを感じながら仕事ができる空間にした。太陽光などのような場所の要素と、照明や空調など意識的に変化できる要素を掛け合わせ、個性ある多様な空間を設けている。変化する環境をAIが提案する「環境DX」も導入した。ひらめきを創発するオフィスになっており、「貸しビルの可能性や価値を拡張するような提案」(同社)へとつなげる方針だ。
source https://www.decn.co.jp/
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