2018年10月2日火曜日

【日比谷公園の有効活用めざす】東京都、大音楽堂活用検討業務発注

東京都建設局は1日、「日比谷公園大音楽堂活用検討」業務の委託先を決める希望制指名競争入札を公告した。

 千代田区の日比谷公園にある大音楽堂の再整備を検討する。9日に参加申請を締め切る。開札は25日。「市場・補償鑑定関係調査業務」でA、B、Cいずれかの等級に格付けされ、「市場・社会・経済・経営状況調査」の登録がある業者が参加できる。

 1923年に開設した大音楽堂は、83年に改築工事が行われた。今では老朽化が進行し、周辺への騒音防止のためコンサートでの利用は土・日曜と祝日に限られている。施設が持つ本来のポテンシャルを十分に発揮できていないのが現状だ。

 複数の民間事業者へヒアリングし、再整備の採算性や実現性、施設のポテンシャルを引き出す事業計画などを検討する。活用コンセプト、公募条件、事業・収支条件をまとめ、再整備に参画する民間事業者の公募要項案を作成する。履行期限は19年3月15日。

 日比谷公園内には、耐震強度の不足で閉館中の日比谷公会堂もある。都は、公会堂についても民間活力を生かした再整備に取り組む。公会堂と大音楽堂を含む園内エリアは、街に開かれたにぎわいを創出するゾーンに更新する見通し。

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