建築デザインや都市計画を専攻する学生の卒業設計作品を全国から集め、日本一を決める「せんだいデザインリーグ2023卒業設計日本一決定戦」(主催・仙台建築都市学生会議)の最終審査が5日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで行われた。上位10作品を審査し、土居亮太さん(明治大学)の作品「『建築家のパラドクス』-制御不能な野性の面影-」を卒業設計日本一に選んだ。
審査は建築家の塚本由晴氏(アトリエ・ワン共同主宰、東京工業大学大学院教授)を委員長とする審査委員会の5人が担当した。
日本一の作品は、架空の建築家D氏の自宅という設定で設計。土居さんは「言語化しづらい部分が多く、思考実験として打ち立てた設計に則って建築と向き合った。難解な物語設定を高く評価していただき非常にうれしい」と話した。塚本委員長は「どの作品が日本一になってもおかしくなかった」と総評した。
優秀作品5作品は、2位が大岩樹生さん(法政大学)の「『都市の再生速度』-現代的鑑賞から考える東京駅の劇場-」、3位は奥田涼太郎さん(武蔵野美術大学)の「海への『おくりもの』」。特別賞は、平松那奈子さん(京都大学)の「『元町オリフィス』-分裂派の都市を解く・つくる-」と石川航士朗さん(早稲田大学)、糸賀大介さん(同)、大竹平雅さん(同)の「生活景の結い」の2作品が受賞した。
表彰式では上位5作品(1~3位の3作品、特別賞2作品)の制作者を表彰。作品は12日まで仙台フォーラス7、8階ギャラリーに展示される。
source https://www.decn.co.jp/
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