2023年3月9日木曜日

大阪水企/村野浄水場西系更新(大阪府枚方市)23年度は準備工、24年度本体着手

 大阪広域水道企業団は2023年度に村野浄水場(大阪府枚方市村野高見台7の2)西系浄水施設更新事業の準備工事を行う計画だ。本体となる土木・建築工事は24年度着手し、32年度の完成を目指す。プラント設備工事は28~31年度に整備する予定。西系の敷地面積は約4ヘクタールで、事業で沈殿池や、オゾン接触槽、粒状活性炭吸着池、ろ過池などを更新する。西系浄水施設では現在、最大日量52万トンを浄化しており、新しい施設で最大日量40万トンを確保する計画だ。
 更新事業は、古くなった西系浄水施設を新しい施設に置き換え、耐震性を向上するために計画。新たな水質の課題にも対応する。段階的に施設を更新していく。23年度は、本体工事を安全で円滑に施工するための準備を行う。
 「村野浄水場W系施設更新詳細設計委託」は日水コンが担当。業務概要は現地調査や、W系施設更新詳細設計、場内未利用施設撤去設計、石綿(アスベスト)調査、受信障害予測調査、施設見学ルート設計など。設計期間は24年2月29日まで。
 村野浄水場は、企業団が府内42市町村に供給している水道水の約8割を担う。磯島取水場(枚方市磯島北町40の1)で取り入れた淀川の水をオゾンと粒状活性炭を使用し高度浄水処理している。最大日量179・7万トンの給水能力を備える国内でも有数の浄水場だ。
 浄水処理系統は、更新工事に着手する西系のほか、東系と階層系の3系統を設けている。



source https://www.decn.co.jp/?p=150881

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