カンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品作「パーフェクト・デイズ(原題)」で主演を務めた役所広司さんが男優賞に輝いた。日本人のカンヌ男優賞受賞は19年ぶり2人目の快挙となった▼パーフェクト・デイズは東京・渋谷の公共トイレ清掃員の小さな喜びと美しさに満ちた日々を丹念に描いたドラマ。ドイツのヴィム・ヴェンダース監督が渋谷区のトイレ改修プロジェクト「THE TOKYO TOILET」の一環で制作した▼日本財団が渋谷区や建築家らと連携し進めたプロジェクトで、区内にある17カ所の公共トイレを順次整備。暗い・汚い・臭いといった公園のトイレのイメージを払しょくし、誰もが快適に利用できるようデザイン性も兼ね備えた公共トイレに生まれ変わらせた。気持ちよく使ってもらうための清掃やメンテナンスの仕組みも整えている▼プロジェクトが本格始動して約3年。国内外で大きな反響があり、「すてきだから行ってみたい」と外国人や観光客が訪ねるスポットになっている▼パーフェクト・デイズの日本公開は未定だが、役所さんの受賞で人気が高まるだろう。楽しみに待ちたい。 source https://www.decn.co.jp/
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