出水期に入って早々、大雨による被害が東海地方など広い範囲で発生した。台風や梅雨前線の影響で線状降水帯が各地で相次ぎ、記録的豪雨となったところも。東海道新幹線の運休など交通機関も大幅に乱れ、仕事や観光などの予定変更を余儀なくされた方も多かろう▼出張先の北海道では大雨による直接的な被害はなかったものの、空の便で遅れが目立った。飛行機で東京に戻っても新幹線は動いておらず、終電にも間に合わないため、一泊して翌日の便に振り替える人もいたようだ▼「梅雨がない」と言われる北海道だが、「蝦夷梅雨」といった言葉を耳にする。特に定義はないようで、本州のような前線による長雨とは異なり、一部地域で小雨や霧雨が短期間降りやすくなるという▼北海道でも梅雨の時期に大雨が降る日が増える可能性は否定できない。温暖化に伴う気候変動の影響からか、全国的に降水量や最高気温は上昇傾向にある▼脱炭素化は異常気象のリスクを抑える意味でも重要な取り組みだ。温室効果ガスの排出削減といった緩和策と合わせ、災害からハード・ソフトで身を守る適応策の両面からの対応が急がれる。 source https://www.decn.co.jp/
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