東京駅に空也上人が大量発生している--。そんなニュースの見出しが目に留まり八重洲中央口のコンコースに行ってみると、口から6体の阿弥陀仏が現れたという伝説を表した空也上人立像のパネル47体が林立していた▼JR東海のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」の一環で、今夏は仏像のある六波羅蜜寺が舞台。パネルの空也上人が「んだ 京都さ、えぐ。」(青森県)、「そうじゃ 京都、行こ。」(福岡県)など都道府県のお国言葉で語り掛けている▼諸国を巡り道路や橋梁、灌漑(かんがい)施設などを普請する慈善事業に取り組んだことで知られる空也上人。平安時代中期、疫病が大流行すると念仏を唱えて全国を行脚し収束を願ったという▼新型コロナウイルスが感染症法の5類に位置付けられて1カ月がたった。アフターコロナへと時代が移り変わり、複数人での飲食やマスクを外す場面が徐々に増えている。少しずつだがコロナ前の日常を取り戻していきたいものだ▼行動規制を強いられたコロナ禍から一歩踏み出し動き出そうと、47体のパネル空也が47都道府県への旅を促している。空也上人大集合展の会期は18日まで。 source https://www.decn.co.jp/
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