2022年7月1日金曜日

千葉県鉄筋業協組/東総工高(旭市)、京葉工高(千葉市)で出前講座開く

 千葉県鉄筋業協同組合(樋脇毅理事長)は、6月28日に千葉県立東総工業高校(旭市)、同29日に同京葉工業高校(千葉市稲毛区)で「企業技術者による鉄筋組立講習会」を行った。高校生向けの出前講座で建設業への理解を深め、職業観や勤労観を養ってもらうのが目的。組合員の技術者が講師となり、生徒たちに2級鉄筋施工実技試験の構造物を課題にした実習や、圧接・機械式継ぎ手の施工体験に取り組んでもらった。実習は組合員の企業に所属する卒業生が手伝った。
 東総工業高校は建設科の3年生37人、京葉工業高校は建設科の38人が参加した。講師に習って鉄筋の結束の基礎を学んだり、結束作業を行ったりした。講師が課題を仕上げるデモンストレーションも披露。鉄筋工事で心掛けていることや、現場での職人の過ごし方などを話しながら行った。
 京葉工業高校の講習会の冒頭、黒川康宏校長は「現場の方から講習を受けられるのは幸せな機会。この講習で興味を持った生徒が3月に卒業し、鉄筋工事会社に就職した。建物ができると鉄筋は見えなくなってしまうが、責任のある誇りの高い仕事。話しを聞いて有意義に過ごしてほしい」と生徒に話した。
 樋脇理事長は「関係者のご理解で11回目を開催できた。鉄筋はコンクリートに隠れてしまうが、縁の下の力持ちとして建物を支えている。この仕事の重要性を次代を担う皆さんに伝えたい。現場に出ている職長、卒業生が来ている。私たちの仕事への理解を深めてもらいたい」とあいさつした。
 京葉工業高校は複数の職種の講習会を行っており、鉄筋の回数が最も多いという。



source https://www.decn.co.jp/?p=144010

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