2022年7月4日月曜日

千葉市/中央コミュニティセンター減築改修基本設計、優先交渉権者に山下設計

 千葉市は、老朽化した建物を減築するとともに大規模改修する千葉中央コミュニティセンター(中央区)の整備事業について、基本設計業務の委託先を選定する簡易公募型プロポーザルで優先交渉権者に山下設計を選定した。案件名は「千葉中央コミュニティセンター減築大規模改修基本設計業務委託」。6月30日に特定結果を明らかにした。委託限度額は2億0812万円(税込み)に設定していた。履行期間は240日間。
 千葉中央コミュニティセンターの所在地は千葉港2の1。千葉都市モノレール・市役所前駅を挟んで建設中の市役所新本庁舎の向かいに位置する。敷地面積8244平方メートル。規模はSRC造地下3階地上10階建て延べ5万1184平方メートル。庁舎、コミュニティー施設、プールなどの機能がある。設計は富家建築事務所、施工は大成建設、竹中工務店。1974年9月に竣工した。
 更新期を迎え、減築することで耐震性を確保し、大規模改修によって長寿命化することにした。市は1万1000平方メートル以上の庁舎、1000平方メートル以上のコミュニティセンター、1300平方メートル以上の屋内プール、5000平方メートル程度の駐車場の整備を計画。地上4階以下、地下3階までに設定している。
 技術提案書によると、山下設計は地下2階とピット、地上4階までとするゾーニング案や、コスト・環境の総合性能に優れたストックとすること、エネルギー消費を75%以上削減する千葉市初の「ストック型 Nearly ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」を目指すことなどを提案した。既存のプールの上階の体育館に続いて高層部を解体する減築手法、環境配慮技術を可視化し環境ミュージアムとすることなども提案した。基本設計は市と協議していく。今のところ2022年度に基本設計、23、24年度に実施設計を行い、25年度の工事着手を予定している。



source https://www.decn.co.jp/?p=144079

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