2022年7月27日水曜日

秩父まちづくり/古民家改修した分散型宿泊施設(埼玉県秩父市)、8月5日開業

 西武リアルティソリューションズら4者が共同出資する「秩父まちづくり」(藤原岳史社長)が埼玉県秩父市に整備していた分散型宿泊施設「NIPPONIA秩父門前町」が8月5日に開業する。秩父エリアのにぎわい創出と持続的な地域活性化を目的に、西武秩父駅周辺の古民家3棟を宿泊施設に改修。明治期から昭和初期にかけての建築の趣が残り、滞在することで秩父の歴史や文化を楽しんでもらう。
 秩父まちづくりは西武リアルティソリューションズ、秩父おもてなし観光公社、NOTE、三井住友ファイナンス&リースの4者が出資し2020年8月に設立。秩父市と連携しながら、地域の活性化に取り組んでいる。
 開業するNIPPONIA秩父門前町は、薬局を改修した「MARUJU棟」(木造2階建て延べ409平方メートル)と、タバコ店と履物店を利用した「KOIKE・MIYATANI棟」(木造2階建て延べ252平方メートル)の2棟で構成。ともに改修工事の設計は木村建築設計事務所(秩父市)、施工は高橋組(同)が担当した。
 26日には報道機関向けの内覧会を開き、藤原社長や西武ホールディングスの後藤高志社長、秩父市の北堀篤市長らが出席した。
 藤原社長は「秩父の歴史や暮らし、文化を感じられる空間を皆さまとつくり上げたい」とあいさつした。後藤社長は「古き良き建物をしっかり守り、地域と共存できる施設にしたい」と話した。北堀市長は「コロナ後を見据えて観光需要を取り込み、地域の活性化につながる施設にしていきたい」と期待を込めた。



source https://www.decn.co.jp/?p=144776

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