海洋土木の白海(北九州市若松区、石橋敬社長)は26日、福岡県大牟田市の三池港で、浚渫工事の現場見学会を開いた。親子連れの地元小学生や国土交通省にインターンシップ中の九州大学の学生らが参加。大型作業船に乗り込み、グラブバケットを使って行うダイナミックな浚渫作業のようすを間近で見る機会を得た=写真。
見学会は同社の担い手育成活動の一環で実施。今回対象となった現場は九州地方整備局が発注し、同社が施工する「令和4年度三池港(内港北地区)航路(マイナス10メートル)浚渫工事」。
石橋社長は子どもらに「今日は浚渫船という珍しい機械を見ながら勉強してもらう。ぜひ夏休みの宿題の素材に使ってほしい」とあいさつ。建設都市工学を専攻する学生には「日本の物流を支える港湾の整備に興味を持っていただけたらと思う」と語り掛けた。
続いて九州地方整備局博多港湾・空港事務所三池港事務所の原田翔太氏が「くらし・産業を支える三池港」をテーマに港の役割や三池港の位置付け、浚渫工事の必要性や進め方などを分かりやすく説明。その上で白海が製作した「しゅんせつとは」と題する動画資料を鑑賞した。
その後、実際に工事に使われるグラブ浚渫船に乗り込み、バケットで海底にたまった土砂をすくい取る模擬作業を間近で体感。操船室では、GNSS(全球測位衛星システム)で作業位置を特定したり、3D画像やソナーシステムで浚渫状況を確認したりする最新鋭の設備について解説を受けた。
source https://www.decn.co.jp/?p=144817
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