四国地方整備局が2021年度に結成したテックフォース(緊急災害対策派遣隊)のドローン隊が初めての被災調査を実施した。台風4号に伴い5日未明に発生した線状降水帯の影響による大雨で、高知県中土佐町久礼の国道56号でのり面崩壊が発生。その被災状況を8日調査した。
メンバーは班長の柳川克一四国整備局土佐国道事務所副所長と操縦者の横山萌花氏(四国整備局総務部)、操縦補助の石原伸彦氏(同災害対策マネジメント室)の3人。カメラを搭載したドローンを上空100メートル近くまで飛ばし映像を撮影した。道路防災ドクターの笹原克夫高知大学教育研究部自然科学系理工学部門教授が指導に当たった。
柳川班長は「初期段階に人が近づけない場所が確認できる。映像を記録することで後から見返すこともできる。本格的な復旧工事に向けた設計の資料にしたい」と手応えを話す。
現地では約700立方メートルに上る大量の土砂が道路に流れ込み、全面通行止めが続いていたが、被災直後から通年の維持工事を担う大旺新洋が土砂の撤去や仮設防護柵の設置に当たり、10日から片側交互通行ができるようになった。
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