2022年7月20日水曜日

京都女子大・都市機構/洛西ニュータウン団地リノベ設計、学長賞に菊田・川嵜チーム

 京都女子大学(竹安栄子学長)と都市再生機構西日本支社は15日、同大学の学生が賃貸住宅のリノベーションプランを提案する設計コンペの当選作品を発表した。両者が共同で取り組む「洛西ニュータウン団地リノベーションプロジェクト」の一環で、学長賞は菊田衣純さんと川嵜智絵さんの作品「ひととき」が選ばれた。優秀賞は吉村さわさんの作品「つくり・つながる暮らし」に決めた。
 設計コンペには26チームが参加。都市機構の職員がデザイン性や材料などを審査した。
 同日、京都市東山区の同大学新図書館ホールで表彰式を行い、竹安学長と都市機構西日本支社の熊澤学京奈エリア経営部長が特別賞7作品を含む各賞の受賞者に賞状を手渡した。
 熊澤部長は「いずれもアイデアの詰まった作品ばかりで審査に苦労した。洛西ニュータウンが活性化されると期待している」と感謝した。
 菊田さん、川嵜さんチームは「木のベンチでつながるみんなの暮らし」をテーマに、人と木が共に暮らす空間を目指した。菊田さんは「住む方が良い時間を過ごせるような空間にしたい」と話し、川嵜さんは「入学した時からこのプロジェクトに参加したいと思っていた」と学長賞受賞を喜んだ。
 最後に竹安学長は「市民の生活に役に立ち、幸福につながる活動の一端を今後も担っていきたい」と述べた。
 学長賞と優秀賞を基に施工プランを作成し、10月末に改修工事を終える。両作品は「STYLE2022」と名付け、23年1月以降にリノベーション住戸として入居者を募集する予定だ。



source https://www.decn.co.jp/?p=144583

0 コメント :

コメントを投稿