2022年7月21日木曜日

加和太建設/建設DXコミュニティー立ち上げ、スタートアップとマッチング

 加和太建設(静岡県三島市、河田亮一社長)は20日、地方建設会社とスタートアップ企業をつなぐ建設DXコミュニティー「ON-SITE X」を立ち上げた。生産性向上の余地がある潜在的な課題を抱える建設会社と、建設業に参入したいスタートアップをマッチング。業界の課題解決と、スタートアップが実施したい建設業向けプロダクトの開発支援に取り組む。
 ON-SITE Xは、全国の地方建設会社とスタートアップをオンラインマッチングするコミュニティーサービス。コミュニティーアプリ開発のテイラーワークス(東京都渋谷区、難波弘匡社長)が展開するコミュニティーアプリ「Tailor Works」内に開設した。
 初弾として、静岡地域のゼネコン各社が主体となり、▽建設業界の課題の集約▽全国のゼネコン各社、地域事業者、自治体、スタートアップ企業との価値共創▽課題解決ノウハウの集積・汎(はん)化-の3点に取り組む。2022年内は建設会社とスタートアップ各10社ずつ程度のコミュニティー参加を見込む。
 コミュニティーを通じて建設会社の持つ慣習や風土などに起因する課題も可視化し、建設会社全体のDXに貢献する新たなプロダクト開発につなげる。23年初頭に「建設DXファンド」を立ち上げ、参画するスタートアップの資金調達も支援する。金融機関とも連携を図りながら、参画する建設会社から1億~3億円程度の出資を募り、最大100億円規模のファンドを目指す。
 河田社長は「地方建設業の生産性向上をスタートアップの力で実現し、参画する建設会社が、地域や社会に対して提供できる価値を増やしていくきっかけを一緒につくっていきたい」とコメントしている。



source https://www.decn.co.jp/?p=144613

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