2022年7月15日金曜日

水資源機構/埼玉県内豪雨を武蔵水路で排水、22年初の内水排除

 水資源機構は13日、利根川と荒川を結ぶ「武蔵水路」で今年初めて内水排除を実施したと発表した。12日夜から13日未明にかけて埼玉県内では激しい雨に見舞われた。忍川、元荒川などの中小河川や、水路沿線の行田市や鴻巣市の内水合わせて約167万立方メートルを武蔵水路に取り込み、荒川に流した。推定で忍川(佐間水門)で約1・15メートル、元荒川(川面水門)で約0・39メートルの水位低下効果があったという。
 不安定な大気によって関東地方が激しい雨となり、特に埼玉県内では東松山市や鳩山町で河川の水が越水し家屋の浸水被害が発生。武蔵水路の沿川でも熊谷市で12日午後2時から13日午前2時までに累計136ミリの降雨量を観測した。
 こうした状況を受け、武蔵水路を管理する水機構利根導水総合事業所は内水排除を実施。2カ所の水門と6カ所の放流口から合わせて約167万立方メートル(東京ドーム1・3杯分相当)の内水を荒川へ放流した。



source https://www.decn.co.jp/?p=144445

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