2022年7月26日火曜日

建設技術研究所ら/災害時避難行動、アニメやクイズで学ぶコンテンツ提供

 建設技術研究所と同社グループのCTIグランドプラニング(福岡市中央区、石本俊亮社長)は25日、アニメーションやクイズなどを通じて災害時の避難行動を学べるコンテンツ「避難ナビ」を開発し、提供開始したと発表した。コンテンツはパソコンやタブレット端末を使って利用する。地方自治体や企業などに提供し、小中学校の防災教育での活用などを想定している。
 避難ナビは避難シミュレーションと避難行動トレーニングの二つのコンテンツで構成する。避難シミュレーションは定量的に評価したシミュレーションと、臨場感ある音声や映像で避難経路と避難先を具体的にイメージしてもらう。避難行動トレーニングでは、○×形式のクイズで正しい避難行動を学んでもらう。
 津波避難計画に関するワークショップで地域住民に避難ナビを利用してもらったところ、「臨場感があった。避難する人々が同じルートを通っていく様子が分かりやすかった」「計画書の文章は読まないが、クイズだと楽しく勉強できた」といった感想が寄せられた。
 今後は避難ナビを活用して自治体や企業と協力し、避難計画の策定支援や防災教育など、地域の防災力向上に向けた支援を実施する。具体的には地域の人が集まるイベントで避難ナビを体験してもらったり、自治体や企業・組織内での防災研修で活用してもらったりするのをイメージしている。



source https://www.decn.co.jp/?p=144738

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