2022年7月5日火曜日

全管連/長野県軽井沢町で総会・全国大会開く、時代に合わせた改革を

 全国管工事業協同組合連合会(全管連、藤川幸造会長)は4日、長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルウエストで第62回通常総会と2022年度全国大会を開いた。総会で本年度の事業計画と予算を承認。全国大会では本年度のスローガンを「業界の力で災害時に届けよう『命の水』」「行政・消費者と連携し悪質業者を排除しよう」「処遇改善と働き方改革で魅力ある業界を作ろう」に決めた。
 全国大会の冒頭、藤川会長は「今年は3年ぶりに全国大会が再開できることをうれしく思う」と述べた。コロナ禍やロシアのウクライナ侵攻で食糧やエネルギー供給が世界的に不安定な中、「管工事業界も景気の下振れが懸念される。技術者・技能者不足など、人材確保と育成が建設産業の構造的な課題となっている」と説明した。
 会員数の減少については「国民のライフラインを支えるためにも、若い人が管工事業界に入職し、技術・技能を身に付ける流れを定着させることが必要だ」と訴え、「入職促進には給与水準の引き上げや週休2日制の定着が必要」と指摘した。若年層が将来設計を持てる魅力ある業界への発展に尽力し「時代に合わせた組織改革を行う」とした。
 悪質業者による高額請求や不要工事の強要が社会問題化している現状にも言及。「PRちらしやポスターに悪質業者に対する注意喚起を盛り込むなど、広報の強化に努める」とし「国や関係機関に積極的に働き掛ける」と今後の展望を述べた。



source https://www.decn.co.jp/?p=144103

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