南仙台振興ビル(高橋良秀社長)は1日、仙台市若林区に計画する「河原町一丁目2番地区優良建築物等整備事業B棟新築工事」の制限付き一般競争入札を公告する。14日まで入札参加申請書の提出を同社管理事務所(河原町1の2の51)で簡易書留または持参で受け付ける。入札は27日に行う。 参加資格は、仙台市に競争入札参加資格があり「建築一式」の登録者。S・RC造建築工事の格付け評点が県内に本社を置く企業の場合1000点以上、県外1400点以上とする。元請として竣工後15年以内、延べ2000平方メートル以上のRC造の店舗、事務所などの新築工事または公共建築の施工実績を有することを条件とする。 建設地は河原町1の236の1ほか敷地面積1556平方メートル(全体敷地面積2703平方メートル)。店舗・事務所が入る複合ビルを建設する。施設規模はRC造3階建て延べ2074平方メートル。1階に食品スーパー、2~3階に事務所、美術学校、クリニック、薬局などが入居する。 事業計画は都市デザイン、基本・実施設計は山下設計が担当。工期は24年3月11日まで。 同地区では、第一期事業として東日本大震災直後に被災市街地優良建築物等整備事業を活用し、被災した建物の共同建て替えを行った。老朽化した店舗を集約した「イガスト・ゲート河原町」(S造3階建て延べ708平方メートル)と共同住宅や店舗、デイサービスが入る「プロモ河原町」(RC造5階建て延べ2332平方メートル)を松井建設・宮城相扶JVの施工で整備し、耐震性と防災性を高め、13年に竣工した。 今回の第二期事業では、地権者会から事業委任を受けた南仙台振興ビルが、国、仙台市から優良建築物等整備事業の助成を受け、A棟、B棟の二つの建物を整備する。B棟の新築工事を先に進め、現南仙台振興ビルの解体工事を行う。24年度末から25年度にかけA棟(店舗、賃貸住宅32戸、RC造6階建て延べ1300平方メートル)の新築工事を行う。敷地内には駐車場やイベント、災害時などに活用できるスペースを設けることで、にぎわいのある街づくりにつなげる。事業全体の完成は25年度末を予定している。
事業全体の完成予想。右がB棟、左がA棟(南仙台振興ビル提供)source https://www.decn.co.jp/
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