2023年6月5日月曜日

宇都宮市ら/8月26日にLRT開業/全線新設は全国初、地方創生のモデル形成めざす

宇都宮市と栃木県芳賀町が計画し、宇都宮ライトレール(宇都宮市、高井徹社長)が整備する次世代型路面電車(LRT)が8月26日に開業する。全線新設のLRTは全国で初となる。開業する区間は、宇都宮駅東口から芳賀町の高根沢工業団地に至る約14・6キロ。2日に会見した佐藤栄一宇都宮市長は「LRTで市民の利便性を高め、活力を引き出す。地方創生のモデルとなる都市を実現したい」と意気込みを語った。
同日、宇都宮市内で開いた会見には佐藤市長、大関一雄芳賀町長、高井社長が出席し、開業日などを報告した。佐藤市長は「さらなる少子高齢化が予想される中、快適に移動しやすい環境をつくるにはLRTが欠かせない」と力を込めた。
街の中核拠点を鉄道や道路で結びアクセス性を高める「ネットワーク型コンパクトシティー(NCC)構想」に触れ、「LRTをはじめさまざまな交通手段の特性を生かし、時代の変化に合わせて都市機能を変える必要がある」とも指摘。宇都宮駅西側でもLRTの整備計画があり、2026年の着工、30年代前半の開業を目指す中、佐藤市長は「NCC構想をより盤石にするため、LRTを活用したい」と話した。
大関町長は「LRTが通る市内の工業団地から、市の中心部に人を呼び込む施策に取り組みたい」とした。高井社長は「LRTの開通を契機に、新しい地域のライフスタイルを作り出したい」と述べた。

LRT路線の位置図

source https://www.decn.co.jp/

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