2023年6月8日木曜日

日建連関西支部/若手技術者向け山留め計画の教材を発刊/イラストで分かりやすく

日本建設業連合会(日建連)関西支部は、山留め掘削工事で若手技術者の施工管理能力を向上させるための教育資料「イラストで分かる山留め計画Q&A」を発刊した=写真。施工現場のOJTに活用できる山留め掘削工事のテキストとして、建築委員会建築技術部会の山留め計画専門部会が編さんした。
実際の施工現場で生じるリスクが高いトラブル事例を掲げ、トラブルが発生する理由を理解し、事故を生じさせないための着眼点と対策についてテーマごとにまとめた。〈1〉土圧〈2〉水圧〈3〉乗入構台〈4〉計測管理-に分類し、具体的な事例を「Q&A」「トラブル事例」という形式で、イラストを多く取り入れ、若手技術者に分かりやすく説明しているのが特徴。ベテランの現場責任者にも、若手教育用のOJTに活用できる内容となるよう配慮している。
各章の冒頭には大きなイラスト入りの解説ページを設け、イラストを活用しながら、山留め掘削工事のトラブル危険予知の勉強に活用できる。
山留め設計用の計算式は、最低限知ってほしいものに限定したが、より知識を深めたい人のために参照文献なども記載した。
発行部数は3000部。A4判66ページで構成し、会員は500円、会員外は1000円(ともに消費税・送料込み)で販売する。
日建連関西支部では、「テキストを通じて、山留め掘削工事を計画する前に理解しておくこと、土圧により山留めを崩壊させないこと、地下水の怖さや水をくみ上げる時の注意点、正しく山留めの計測管理を行うためのポイントなどを理解してもらうとともに、良い地下躯体を作るための注意点や施工計画を身に付けてほしい」とPRする。



source https://www.decn.co.jp/

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