2023年6月5日月曜日

阪神高速道路会社/淀川左岸線豊崎ICの橋桁、河川内で初の一括架設

 阪神高速道路会社は5月31日、大阪市内で建設を進めている淀川左岸線の豊崎ICに長さ約50メートルの橋桁を一括架設する現場を報道関係者に公開した。新御堂筋(南行き)と淀川左岸線を結ぶICの一部で、淀川河川内での一括架設は初めてとなる。引き続き残りの区間の橋桁架設や本線部の本体工事を進め、2025年大阪・関西万博のアクセスルートにする。施工はJFEエンジニアリング・横河ブリッジJVが担当。
 同日架設したのは支間長約114メートルの橋桁の中央のブロック。鋼製で重量は約170トン。現場近くに配置した台船上で3月から組み立てを進め、4月にベント設備の構築を始めた。
 この日朝に架設現場まで台船をゆっくり動かし、午前11時ごろつり上げ作業を開始。南北の橋桁に設置した特殊な装置を使い、橋桁を約7メートルつり上げ、午後0時30分ごろに所定の位置に達した。
 JFEエンジニアリングJVが担当する「豊崎入路等鋼桁工事」の進捗(しんちょく)率は約27%。残り区間の橋桁架設を進める。工期は24年12月31日まで。その後は舗装や設備工事などを順次進める予定だ。
 淀川左岸線は大阪市臨海部と中心部をつなぐ延長10キロの自動車専用道路(4車線)。西側の阪神高速北港JCT(此花区)から海老江JCT(同)までの1期区間(約5・6キロ)は13年5月に供用。現在は海老江JCTから豊崎IC(北区)までの2期区間で大阪市と阪神高速道路会社が建設工事を進めている。万博開催時は新大阪駅と会場を結ぶシャトルバス専用道路になる。



source https://www.decn.co.jp/?p=153397

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